国土交通省は、非住宅建築物の一次エネルギー(石炭・石油・天然ガス・水力・原子力等)の消費量を、第三者機関が客観的に評価・表示する「建築物省エネルギー性能表示制度(以下:BELS)」を創設し、4月25日(金)より開始することを発表した。
同省は、4月1日からの改正省エネ基準を完全施行にあたり、昨年10月に評価・表示の考え方や手法、留意点等のガイドラインを提出。新制度は、これを基に一般社団法人住宅性能評価・表示協会が検討して、創設したものである。
BELSでは、改正省エネ基準に準じた評価手法が採用され、省エネ法に基づく届出書類等を活用した申請が可能で、評価結果は評価書として交付される。
また、申請者の希望により、プレートやシール等で、建築物にマーク表示することも可能だという。
評価・表示は、BELS業務の実施機関が行う。実施機関は、評価協会会員である登録住宅性能評価機関、指定確認検査機関あるいは登録建築物調査機関のうち、協会に届け出をした機関。届け出の受付は4月中旬より開始される。
また、評価実施者は、一級建築士・建築設備士等の資格をもち、かつ、建築物の省エネ性能等の知見を有するものとされ、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構が実施する、BELS評価員講習の課程を修了することが必要。講習は4月11日(金)9:30~17:30、東京都港区芝の「建築会館ホール」にて実施される。
BELSに関する説明会は、4月3日(木)13:30~16:30、東京都文京区後楽「すまい・るホール」にて行われる。詳細は下記外部リンク、一般社団法人住宅性能評価・表示協会のウェブサイトを参照のこと。
なお、BELSに関する問い合わせ先は下記の通り。
TEL:(03)5253-8111 (内線39465,39464)(引用:国土交通省)
▼外部リンク
建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の開始について
https://www.mlit.go.jp/report/press/
国土交通省
https://www.mlit.go.jp/index.html
建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の概要
https://www.mlit.go.jp/common/001031559.pdf
一般社団法人住宅性能評価・表示協会
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/