熊谷組、本設地盤アンカー工法の性能強化と適用地盤を拡大

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熊谷組、本設地盤アンカー工法の性能強化と適用地盤を拡大

2014年03月20日 18:00

STK-Ⅱアンカー工法、建築技術性能証明を取得

熊谷組は3月17日、同社が開発した「STK-Ⅱアンカー工法」が日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第11-08号 改)を取得したと発表した。

STK-Ⅱアンカー工法」は熊谷組、清水建設、竹中工務店の3社が共同開発した「STKアンカー」の削孔径を拡大し、耐力性能を高めた本設地盤アンカー工法である。

(画像はプレスリリースより)

建物の耐震改修工事に最適な工法

STKアンカーは地下水や、地震力による建物の浮き上がりを防止するために使われる。しかし地下階が深い場合や、アスペクト比が大きい場合などでは、アンカー本数が多くなり配置に困難が生じることがあった。

そこで今まで170ミリだったアンカーの削孔径を、225ミリに拡大。アンカー1本当たりの地震時最大引抜き抵抗力を、2,970キロニュートンまで改善した。

N値50以上のすべての地盤で施工可能

地盤面でも、適用範囲を広げることに成功した。これまで「STK-Ⅱアンカー工法」の適用地盤は、砂地盤や砂礫地盤といった強固な地盤に限られていたが、今回新たに行った実証試験で、硬質粘土地盤や岩盤でも施工性に問題がないことが確認された。

熊谷組では今後、高い引抜き抵抗力と広い適用地盤を兼ね備える「STK-Ⅱアンカー工法」を、積極的に展開していく方針だ。

▼外部リンク

 

株式会社 熊谷組のプレスリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press_1.html

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