移動式炉心内計装システムを受注
ウェスチングハウス社は、テオリスーデン・ボイマ社から沸騰水型原子炉オルキルオト原子力発電所1・2号機(Boiling Water Reactor:沸騰水型原子炉)向けの移動式炉心内計装システムを受注したと発表した。なおウェスチングハウス社は東芝のグループ会社であり、テオリスーデン・ボイマ社はフィンランドの大手電力事業者だ。
移動式炉心内計装システムは、原子炉格納容器内の中性子分布を測定・制御するシステムだ。炉心内の移動式検出器や、検出器の駆動を制御し検出信号の測定を行う制御装置、監視モニタなどで構成される。
(画像は東芝より)
東芝は設計と製造を担当
沸騰水型原子炉移動式の炉心内計装システムで得たデータをもとにして、原子炉内の中性子出力分布を算出。稼働状況について監視を行う。2016年1月から順次納入する予定であり東芝が設計・製造を担当し。ウェスチングハウス社が、据付工事と全体の計画管理を行う。
国内の沸騰水型原子炉向けシステム納入実績を持っている東芝と、フィンランドの原子力プラントにおいてメンテナンス経験が豊富なウェスチングハウス社が受注した。
今後もウェスチングハウス社と、グローバル市場での受注拡大を図っていく。
▼外部リンク
東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/