大阪ガスは、3月10日、アイシン精機、京セラ、長府製作所と共同で家庭用固体酸化物形燃料電池(以下、エネファームtype S)の新製品を開発したことを発表した。
新製品は、大阪ガスが4月1日から販売を開始する。京セラが電気を発生させるセルスタックを、そのセルスタックを組み込んだ燃料電池発電ユニットをアイシン精機が担当、さらに長府製作所が排熱利用給湯暖房ユニットを製造した。
(画像はプレスリリースより)
新製品では、リモコンに無線LANモジュールを内蔵した。このリモコンと市販の無線LANルーターにより、スマートフォンで「エネファームtype S」の操作やエネルギーの見える化が可能だ。
また、停電発生時でも発電を継続できる自立運転機能を内蔵し、デザイン性も向上したという。
さらに、低コスト部品の採用などを図ったことでコストダウンを実現、現行品よりも63万円低価格となる2,322,000円で販売できるのが特徴だ。
大阪ガスでは、平成21年から「エネファーム」(PEFC:固体高分子形燃料電池)の販売を開始し、昨年の10月には累計販売台数が2万台となった。今年度は、顧客ニーズに対応した新製品を加えることで12,200台の販売を目指す。
また、今後も価格の見直しと、さらなる技術革新につとめ、エネルギーセキュリティの向上や人々の快適な暮らしの実現のために貢献していきたい構えだ。
▼外部リンク
大阪ガス・プレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/
アイシン精機・ホームページ
http://www.aisin.co.jp/index.php
京セラ・ホームページ
http://www.kyocera.co.jp/