日立建機は、3月10日、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合した油圧ショベル2機種を4月1日から発売することを発表した。
これら2機種は新型油圧ショベルZAXIS-5シリーズのZX120-5B(標準バケット容量0.5m3、運転質量12.2t)と後方超小旋回機ZX135US-5B(同0.5m3、同13.4t)で、低燃費で多くの大作業をすることができる。
なお、販売目標は、国内向けに2機種合計で年間1,500台の予定だ。
(画像はプレスリリースより)
新発売の2機種は、油圧システム(HIOSIII)を採用することで、従来と比べて、約5%の燃費を低減。 排出ガスの後処理装置として、PM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタを搭載しているため、欧州(StageIIIB)や北米(Interim Tier 4)の基準にも対応可能だ。
縦型の7インチパネルの大画面カラーマルチモニタを採用し見やすくするとともに、足元空間も45mm広げ、シートも大きくスライドするため、快適に操作することもできる環境となっている。
さらに日常点検においては運転席のモニタでエンジンオイル量のチェックができ、エアコンコンデンサと燃料クーラーの目詰まりも防ぐ防塵ネットの脱着も簡単なのが特長だ。
新商品は特定特殊自動車排出ガス2011年基準適合車の新車保証プログラムに基づき、エンジン(付属機器を含む)、ポンプ、モータなどの主要コンポーネントを3年間、または5,000時間のいずれか先に達するまで延長保証可能だ。
また、エンジンオイル・エンジンオイルフィルタ交換と燃料フィルタ交換は2,000時間まで、またマフラーフィルタ清掃は4,500時間時に1回、いずれも無償にてメンテナンスしてくれるメリットがある。
なお、メンテナンスサービスは、レンタル会社への販売時には付帯されず、フィルタの交換インターバルは取り扱い説明書に準ずるとしている。
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日立建機プレスリリース
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