岩田地崎建設株式会社(本社:札幌市中央区)は、厚生労働省主催の『あんぜんプロジェクト』の一環として行われた、平成25年度「見える」安全活動コンクールにおいて、同社の応募作「既設病院の待合ロビーに工事実施状況掲示」が【優良な活動事例】であるとして、『V.第三者に対する安全衛生の「見える化」』部門に選ばれた。
(画像はニュースリリースより)
今回選考された応募事例は、同じ敷地内で並行運営しつつ約16ヶ月の長丁場となった病院の建て替え工事の事例だ。
着工から竣工時期、完成予想図など工事の概要につき具体的イメージを示されている発注者と異なり、その他の病院スタッフ、患者、近隣住民などは直接の当事者ではないためおよそ蚊帳の外であり、所詮他人事という感覚に陥りやすい。
そこで同社は、病院スタッフや患者の目線で作業中の事故への懸念や、終了期間が見えない長期工事に対する不安・不満などのストレス要因を払拭しようと考え、情報提供を通じて病院スタッフや患者なども巻き込み、一体感を実現することで理解・安心感を得ようと試みた。
この点が安全に対するあらゆるステークホルダーとの「意識の共有」や、企業の「責任ある行動」の達成を目指す主催者側のねらいに沿っているとして評価されたものである。
(画像はプレスリリースより)
安全を「見える化」するということは表裏をなす危険への備えであり、リスクマネジメントにほかならない。
それは、一組織や一個人の努力ではありえず、行政・企業・従業員・取引先・地域・学校などしっかりとした信頼関係の上に成り立つ連携があってこそ実現する。そして、信頼関係の基本はやはり、他者への思いやりがその原点となる。
北海道地域のリーディングカンパニーとして揺るぎない信頼を築き上げ、顧客満足を第一義とする同社の姿勢が選考という結果につながったかたちといえる。
▼外部リンク
岩田地崎建設株式会社 プレスリリース
http://www.iwata-gr.co.jp/topics/2014/03/634/
厚生労働省 『あんぜんプロジェクト』
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/index.html