株式会社NTTファシリティーズ(以下:NTTファシリティーズ)は、6日、茨城県土浦市に建設した、同社21箇所目の太陽光発電事業用サイト、「F土浦太陽光発電所」の竣工式を実施したことを発表した。
すでに、2月28日から発電を開始しており、想定される年間発電量は約1,892MWh。これは一般家庭の消費電力にすると約515世帯分に相当する。
(画像はニュースリリースより)
今回竣工した設備は、NTTファシリティーズ初の直流高圧・DC1000Vシステムで構成されている。従来の直流低圧・DC600Vシステムと比べて、ストリング数(太陽電池の1直列回路)を最大で40%削減することが可能だ。
また、太陽電池から発電された直流の電気を、電力系統と同じ交流の電気に変換するパワーコンディショナ(PCS)の大容量化も行った。これにより、2MWの発電サイトではPCS、PCSパッケージ(PCSの収容箱)を、それぞれ1台削減できる。
さらに、高電圧化により、直流配線損失の低減及びPCS変換効率の向上も実現し、一般的には70%程度であるシステム総合効率を最高90%まで高めることが可能となった。
(画像はニュースリリースより)
「F土浦太陽光発電所」では、維持管理費の低減を目的として、除草作業を減らすため、防草シートも試験的に敷設している。
防草シートは、雑草の新芽や根の貫通を阻害し、敷設下の雑草の光合成を妨げ、雑草の生育を防止するもの。これによって、雑草による発電損失や、毎年の除草費の低減が可能となる。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
「F土浦太陽光発電所」の竣工について
https://www.ntt-f.co.jp/news/heisei26/h26-0306.html
株式会社NTTファシリティーズ
http://www.ntt-f.co.jp/