三井化学株式会社は、ドイツのPI Photovoltaik-Institut Berlin AGと太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業を開始することに合意した。
PI Photovoltaik-Institut Berlin AG (フォトヴォルタイク インスティテュート ベルリン)は、欧州を拠点にR&D 機能をもつ認定試験所として太陽光パネルに関する試験や、認証、R&D 及び太陽光発電所向けサービスを提供している。
現在はPI から独占的ライセンスを受ける契約の締結に向けて協議中であり、国内の銀行や発電事業計画者、研究機関等と本事業に関する契約締結を進めている。
(画像はプレスリリースより)
欧州では現在、発電所でパネルの発電不良等のトラブルが多く発生している。そのため設置前のパネルの品質評価や、運用時の不具合早期発見への需要が高まっている。
日本では固定価格買取制度の開始によって、太陽光発電事業への参入が増加している。そのため同様の事態が発生すると予測されている。
三井化学グループは重要部材を太陽光発電市場に提供しており、太陽光発電部材やパネルの分析・解析・試験サービスを行っている。
また愛知県田原市に建設中の国内最大級の太陽光・風力発電所の事業者でもあり、茂原分工場では事業開始に向けて、診断技術の実証発電所を建設中だ。
太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業では、設置前の品質チェックや信頼性評価を行う太陽光パネル診断。
運用時の発電性能評価や不良パネルの検出、発電所転売時の資産価値評価等を行う太陽光発電所診断。
発電所の計画・検収における支援や、第三者評価レポートを発行するコンサルティング等を行う。
▼外部リンク
三井化学株式会社 ニュースリリース
http://jp.mitsuichem.com/release/2014/