334億円で、トムソン線T226工区を受注
大成建設は3月6日、シンガポール地下鉄トムソン線建設工事のうち、T226工区を受注したと発表した。
建設するのはマリーナ・ベイ駅舎(延長222.5m×幅37.5m×深さ39.5m)、延長37mの地下連絡通路及び鉄道トンネル、シールド発進立坑工事。工事価格は約334億円。工期は2014年2月~2020年12月の約6年10か月の予定。
(画像はプレスリリースより)
既存線に配慮しながらの新設工事
トムソン線はシンガポールを南北に縦断する全長30km、22駅を有する地下鉄で、全体を25工区に分割して発注された。
大成建設が受注したT226工区は、既に運行されている環状線(サークルライン)と南北線(ノースサウスライン)の既存駅「マリーナ・ベイ駅」に接続する箇所で、その直下にトンネルを建設しなければならない。
駅舎部の掘削深さは、地下約40m。既存地下鉄の運行を邪魔することなく、新たなトンネルを建設する必要があるため、高度な技術が求められる工区である。
▼外部リンク
大成建設株式会社のプレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release.html