「こうべWエコ発電プロジェクト」の事業開始
大阪ガスの100%子会社であるエナジーバンクジャパン(以下EBJ)は、3月5日、「こうべWエコ発電プロジェクト」太陽光発電設備(約2,000kW)及び、バイオガスコージェネ設備(350kW)の設置工事が完成し、同日より売電事業を開始したことを発表した。
このプロジェクトは日本初の太陽光発電とバイオガスコージェネによる発電事業で、神戸市と共同で、垂水下水処理場の施設上部空間と下水道固有の資源を有効活用したものだ。
(画像はプレスリリースより)
神戸市とEBJの役割
バイオガスとは、未利用の再生可能エネルギー源で、下水汚泥や食品残渣などの有機物が発酵して発生するメタンを主成分とする可燃性ガスだ。神戸市では、以前より下水道バイオガスの有効活用へ前向きに取り組んでいる。
このプロジェクトでは、神戸市が事業用地の提供、バイオガスの供給などを行い、EBJが資金調達、発電設備の設置・運営などを行うという。
なお、固定価格買取制度に基づく売電契約はEBJが締結し、EBJが神戸市へ売電量に応じた対価を支払う。
再生エネルギーの普及
EBJは、発電設備の技術評価・エンジニアリング・保守メンテナンスまでをパッケージ化したスキームを構築。平成25年12月末までに、約26MWの太陽光発電の設置契約を自治体などと締結している。
EBJは、今後も環境負荷の低減に貢献し、再生可能エネルギーの普及に取り組んでいきたいとしている。
▼外部リンク
大阪ガスプレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/
エナジーバンクジャパン・ホームページ
http://ene.osakagas.co.jp/support/energy/ebj/index.html