清水建設株式会社(社長 宮本洋一)が、省エネリニューアルサイトecoBCP「省エネバリュープラス」を2月24日公開した。
オフィス、病院、物販・店舗等中規模施設向けに省エネリニューアル工事の需要を喚起するのがねらいだ。省エネリニューアル情報に特化した専門サイトで、「省エネシミュレーター」、「導入事例」、「省エネ基礎知識」、「省エネ簡易診断申込み」の4つのコンテンツで構成される。
今すぐ実践でできる身近なアイデアから実際的なコスト試算まで、省エネに関する情報が満載だ。
(画像はニュースリリースより)
まず、「省エネシミュレーター」(特許申請中)では、サイト上で導入を検討したメニューをクリックして進むと、実際にリニューアルした場合の省エネ効率や概略コストの合計額を試算できる。
省エネに向けたリニューアルに漠然と関心をもつ人にも、効率性やコスト面での数字が示されることで具体的にイメージしやすくなるのではないだろうか。
「導入事例」では、『第1回空気調和・衛生工学会 リニューアル賞』を受賞した都内のテナントオフィスビルを紹介、適正な賃料と高い稼働率を継続的に獲得できる「資産価値向上プロジェクト」として高評価を得た実績をアピールする。
確かに、省エネビル化で従来の建物のように減価償却しにくくなれば、適正な賃料の設定も可能になり、景気に左右されず空室のリスクを回避できる点は、所有者にとって大きな魅力といえそうだ。
また、「省エネ基礎知識」では、今すぐ活用できる省エネ術を紹介、「省エネ簡易診断申込み」では、申込者にメール、電話、場合によってはオーナー訪問など、詳細なヒアリングを元に簡易診断報告書を無料で作成してくれる。
昨夏の地球規模での異常気象は記憶に新しいところだが、地球温暖化が急速に進む中、国際レベルでも『COP25』が開催されるなどあらゆる部門で地球温暖化を食い止めようと省エネルギーへの動きは活発だ。
加えて、エネルギーコストの上昇なども後押しして、所有ビルの省エネリニューアルを前向きに検討するオーナーが急増しているという。
民間レベルでできる省エネ対策の一環として、そのニーズに応えたいという同社の意気込みが、見た目にも楽しい色鮮やかなデザインからも伝わってくるようだ。
▼外部リンク
清水建設株式会社 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2014/2013057.html
省エネリニューアルサイトecoBCP「省エネバリュープラス」
http://valueplus.shimz.info/index.html