YKK APは、国土交通大臣認定防火設備として「APW330防火窓」を4月25日に発売し、防火/準防火地域が多く分布する大都市圏への「樹脂窓」提案を本格化することを発表した。
APWとは、生活者視点に立った窓産業の実現を目指すYKK APの窓事業ブランドだ。
断熱性能に優れる「樹脂窓」を通じて空調設備等への依存を少なくし、快適な住環境を実現できる小エネ(ローエネ)な暮らし、すなわち、光・風など自然の恵みを利用した快適な生活を推進していきたいとしている。
(画像はニュースリリースより)
樹脂フレームとLow-E網入複層ガラスを組み合わせることで、高い断熱性を実現し、日射遮蔽型、日射取得型のどちらにも対応可能。また、年間での冷暖房費およびCO2排出量は、アルミ窓(複層ガラス)に比較して26%削減、アルミ防火窓に対しては約20%削減することができる。
都市型仕様で、ハーフロック、サブロック、シャッター付引違い窓など防犯にも配慮した窓種をラインアップ。また、防火樹脂窓としては業界初となる侵入防止に有効なスリットサイズも取り揃えた。
さらに、「APW330防火窓」は「遮炎性能を有する防火設備(EB)」として大臣認定を取得しているため、建築基準法が定める耐火建築物、準耐火建築物に使用できるとし、都市部における戸建て住宅に幅広く対応するとしている。
YKK APは、これまで業界で一般的だったガラスとサッシ別々の提供から、「窓」として販売する責任を持ち、性能と品質を保証する。
さらに、生活者にとってわかりやすい窓の性能表示や価格、また業界初の10年保証やシリアルナンバーによる管理、アフターサービスなど、今後も新しいビジネスモデルを提案していく。
▼外部リンク
YKK APニュースリリース
http://www.ykkap.co.jp/