Hondaのメキシコにおける二輪・四輪・汎用製品の生産販売会社であるホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイは、現地時間2014年2月21日、グアナファト州セラヤ市近郊で、新四輪車工場である第二工場の稼働を開始したことを発表した。
新工場のフル稼働時の年間生産能力は20万台で、これにより北米におけるHondaの年間四輪車生産能力は192万台に拡大するとしている。
新工場は、今後さらなる需要の拡大が見込まれる小型車の生産に特化しており、メキシコを含む北米仕様の新型「フィット」を生産し、2014年後半にはスモールSUVの生産も開始する。
(画像はニュースリリースより)
新工場は、ショートプロセス高機能塗装技術など、埼玉製作所寄居工場の最新生産技術を導入するとともに、人の手によるもの造りの技術を最大限に活かした「『先進技術を用いた自動化』と『人の技術・技能』の融合による高い生産効率の実現」を図る。
さらに、メキシコの既存工場で積み重ねた現地オペレーションのノウハウやグローバル調達ネットワークの活用、部品の現地調達の拡大によって、高品質な製品をリーズナブルな価格で購入できる体制を築くとしている。
また、新工場は省エネルギー設備を導入し、グリーンファクトリーを実現したという。
新工場での新型フィット生産開始により、Hondaはサブコンパクトカーからライトトラックまで、北米で販売する主要クラスの基幹車種を北米地域内で生産することとなる。
これによって、北米における事業基盤のさらなる強化を図っていき、さらに、グローバルの生産拠点の一つとして、その他の地域への供給も検討していきたいとしている。
▼外部リンク
Hondaニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2014/c140224a.html