信号制御・変電等のシステムを受注
株式会社東芝(以下:東芝)は、台湾高速鉄路股份有限公司(以下:台湾高速鉄道)から、新駅向けの鉄道システムを受注したことを発表した。
東芝が受注したのは、2015年末までに、台湾高速鉄道に新たに建設される3駅(苗栗駅、彰化駅、雲林駅)の、放送システムや案内表示装置、信号制御システム、変電システム、保守管理システムなどで、受注額は約28億円になるという。
2000年からの受注実績
東芝は、2000年に日本企業連合が台湾高速鉄道プロジェクトを受注した際、車両の電気品や変電システム、運行管理システム、通信システム、保守管理システムなどを担当している。
また、2012年5月には、川崎重工業株式会社と共同で鉄道車両を受注しているほか、2013年7月には、三菱重工業株式会社と共に、台北駅と南港駅を結ぶ南港延伸プロジェクト向け変電システムなどを受注した実績がある。
新興国等の高速鉄道プロジェクト参画も視野に
東芝は、これらの実績や同社の設備・システムへの信頼性が、今回の単独受注につながったとみている。台湾高速鉄道は、2016年に、台北駅から南港駅への延伸工事も計画されており、台湾が寄せる期待は大きいものがある。
同社は、これをはずみに、今後は台湾だけでなく、新興国等における高速鉄道プロジェクトにも、積極的に関わっていきたいとしている。
▼外部リンク
台湾高速鉄道の新駅向けシステムを受注
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_02/