キッザニア東京を手がけたUDSは2月18日、鹿児島県薩摩川内市の次世代エネルギーを活用したスマートハウス実証事業が、2月12日より建築工事の公告を開始し、7月に施設一体型のフューチャーセンターとして誕生する予定であることを発表した。
この施設は、市民が気軽に集い、次世代エネルギーを取り入れたスマートな暮らしを身近に体感できるもので、「市民との対話」の場を自然な形で設けられる画期的な取り組みで、地方自治体運営では日本初となる。
(画像はプレスリリースより)
フューチャーセンターとは、企業・政府・自治体などの組織が中長期的な課題の解決を目指し、対話を通じて、新たなアイデアや問題の解決手段を見つけ出し、相互協力の下で実践するために設けられる施設のことだ。
鹿児島県薩摩川内市は、次世代エネルギービジョンを2013年3月に策定、「次世代エネルギー」に関して、市民意識の向上と対話を目指すまちづくりを進めている。
今回のスマートハウス実証事業では、次世代エネルギーを取り入れたスマートな暮らしを体感できる施設として、ライフステージに合わせた住まい方の仕組みと、市民との対話の場として多様な用途での施設利用が可能となる。
UDSでは、その施策を推進する上で、「施設一体型フューチャーセンター」の運用を提案したという。
UDSが提案する「施設一体型のフューチャーセンター」の強みは、企画・設計・運営までを一括してコーディネイトすることにより、市民の対話を生み、問題解決に結びつけるという点において、より高い効果を狙えることだという。
UDSは、新規事業として、今後は企業や地方自体の「施設一体型フューチャーセンター」の企画・設計・運営に積極的に取り組んでいきたいとしている。
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UDSプレスリリース
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