三菱電機は、2月18日、ダクト用換気扇の新商品として、新開発の「小型DC(直流)ブラシレスモーター」により消費電力を大幅に削減した「DCブラシレスモーター搭載タイプ<小形シリーズ>」7機種など計9機種を5月1日から順次発売することを発表した。
国の省エネ技術導入促進事業であるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業では、補助金の交付要件基準のひとつに「DCモーターで動くタイプの換気設備」の採用が挙げられている。
このような背景から、今回省エネ推進施策の要件を満たしたダクト用換気扇の新商品を発売することとなった。
(画像はニュースリリースより)
新商品は、新たに開発された小型DCブラシレスモーターを搭載していることにより、消費電力を最大約69%削減でき、従来のAC(交流)モーター搭載タイプと同等の風量を確保しながら1ランク小形のタイプで対応ができる。
これにより、小形への置き換えによる施工性向上と、イニシャルコスト・ランニングコスト低減が可能だ。
さらに、ダクトの長さや曲がりに影響されず風量を一定に保つ「定風量制御機能」や、従来比約1.4倍の大風量で汚れた空気や臭いを素早く排気する「急速モード」など、換気設計の自由度や快適性を高める機能を搭載しているのが特徴だ。
2012年12月の省エネ基準改正(住宅は2013年10月施行)により、住宅設備の1次エネルギー消費量の基準値が設定されたことで、今後は、換気設備を含む住宅設備機器に対しても、より省エネ性の高い機器が求められているという。
三菱電機は、業界最多の29機種にラインアップを拡大することで機種選定の幅をさらに広げ、次世代の省エネ基準に対応した換気システムの構築を支援していく構えだ。
▼外部リンク
三菱電機ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/