ボッシュは2月12日、GSユアサおよび三菱商事と、次世代リチウムイオン電池の開発に取り組むため、合弁会社「リチウムエナジー アンド パワー社」を2013年11月に設立し、2014年から営業を開始することを発表した。
出資比率は、ボッシュ50%、GSユアサ25%、三菱商事25%で、従業員数はドイツと日本を合わせて約70名だ。
3社は電動化車両が2020年代には市場の主流を占めると確信し、電池性能・技術の革新的な向上を目指し、リチウムイオン電池の性能を現在の2倍にすることを狙う。
(画像はボッシュホームページより)
ボッシュは電池パックと電池制御システム分野での高度な専門知識を用い、セルとシステム全体のモニター、ならびに制御、および車体本体への組み込みを行う。
また、電動化車両向けコンポーネント全般を活用しながらこの合弁事業をサポートし、複雑高度な製品の大量生産に必要な生産プロセスと品質管理面のノウハウを提供するとしている。
GSユアサは、より長い航続距離を実現する高エネルギー密度の電池セルの製造実績、ならびに原材料・電気化学の研究開発分野において、新会社における次世代リチウムイオン電池の開発につとめるとしている。
さらに、三菱商事は総合商社として培った世界的なマーケティングネットワークを活かし、リチウム資源や材料をカバーするグローバルなバリューチェーンを活用しながら、新会社に貢献していきたいとしている。
ボッシュの製品とサービスは、革新的で有益なソリューションを提供することを通じて、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的としている。
この方針に基づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを今後も提供し続ける構えだ。
▼外部リンク
ボッシュプレスリリース
http://prtimes.jp/main/
GSユアサニュースリリース
http://www.gs-yuasa.com/jp/nr_pdf/20140212.pdf
三菱商事プレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/