生活クラブ東京は、2月10日、世田谷区より太陽光発電事業者として選定されたことを発表した。
昨年、世田谷区では、公共施設の「屋根貸し」による太陽光発電事業に取り組む事業者の公募を行っていた。そこで生活クラブ東京は、地域での自然エネルギーを広めるため、区営八幡山3丁目第2アパート事業への参加を申し込み、今回参加が決まったもの。
名称を「生活クラブSOLAR八幡山発電所」といい、今年4月初旬の発電を開始するべく準備を進めている。なお発電総量は31kWhで、発電した電力は固定価格買取制度を活用し、すべて売電するとしている。
(画像は生活クラブ東京HOT NEWSより)
世田谷区では低炭素社会の実現に向けて「世田谷区地球温暖化対策地域推進計画」を策定した。
その具体的な取り組みとして、公共施設の「屋根貸し」による太陽光発電事業に区が初めて取り組むというもの。
「屋根貸し」とは、事業者に区施設の屋根等を貸し出し、事業者が区施設の屋根に太陽光発電設備を設置し発電事業を行うものだ。
2011年に生活クラブ東京・神奈川・千葉・埼玉の4単協の協力で秋田県に風車建設。生活クラブ東京の物流センター、デポー(店舗)などの施設で使う電力の40%を賄う電力を作り出した。
また、太陽光発電の取り組みも行っており、2014年度には、小平センター(30kW)、大田センター(40kW)、デポー東村山(10kW)を予定しているという。
生活クラブ東京は今後も地域での自然エネルギーの電源開発を行い、脱原発、エネルギー自給圏づくりへ進んでいきたいとしている。
▼外部リンク
生活クラブ東京HOT NEWS
http://tokyo.seikatsuclub.coop
世田谷区再生可能エネルギーの普及・促進
http://www.city.setagaya.lg.jp