パナソニックは、2月10日、高い変換効率と優れた温度特性を誇るHIT太陽電池モジュールの公共・産業用製品ラインアップを拡充することを発表。
「大型HITモジュールHIT290A」と「高強度HITモジュールHIT120A」の2機種を4月1日より受注を開始し、それぞれ、6月1日、7月1日より発売する。
なお両製品は、2月26日(水)~28日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第4回国際スマートグリッドEXPO」へ出展予定だ。
(画像はプレスリリースより)
「大型HITモジュールHIT290A」は、太陽電池モジュール1枚あたり290Wの大出力。工場や倉庫の屋根などに使われることの多い500mmピッチの折板屋根であれば、狭い間隔で効率よく設置できる。
ベースレールが不要となるため、施工期間の短縮や架台コストを削減ができると同時に、システムとしての軽量化を図ることが可能だ。さらに6点固定を行うことで、より強い耐風圧性能を実現した。
一方、「高強度HITモジュールHIT120A」は、耐荷重性能を大幅に向上させ、高層ビルの屋上などにも設置可能だとしている。
フレームに「落下防止穴」を採用し、架台への取り付けは、通常のM6ボルトを上回るM8ボルトに対応した固定穴で設計、厳しい風圧荷重に耐える高強度を実現した。
国内の公共・産業用の太陽光発電システム市場において、「限られた設置面積の中で、発電量をいかに大きくするか」というニーズの高まりがある。
そのような中で、パナソニックは今後も顧客ニーズに対応し、HIT太陽電池モジュールのラインアップの拡充を図りたいとしている。
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パナソニックプレスリリース
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