2月6日、新日鉄住金エンジニアリングは、丸紅と共同で、インド民営最大手JSW Steel Limited社(以下、JSW)より、同社Dolvi製鉄所の高炉拡大改修工事を受注したことを発表した。
新日鉄住金エンジニアリング独自の改修工事工法により、短期間で高炉の容積を2倍近く拡大でき、大幅な生産能力増を実現できること、また、丸紅のJSW向け納入・完工実績が高く評価され、今回の受注へと至った。
(画像はニュースリリースより)
新日鉄住金エンジニアリングは2010年にコルカタにて現地法人を設立し、TATA Steel、JSW Steel、 Bhushan Steelへ環境・省エネを強みとしたコークス炉向けCDQ設備、また、TATA Steelには連続焼鈍やブリキ鋼板製造設備を供給している。
一方、本プロジェクトは、新日鉄住金エンジニアリングが日本国内で培った高効率な高炉設備をインド国内に供給する初のプロジェクトで、製造・工事を含めインド国内でのEPC事業への取り組みを進めていくものだ。
インドで前例のない短工期工法を今回採用することにより、高炉の休止期間を100日以下に短縮し、高炉改修による生産ロスを最小限にするという。
なお、新日鉄住金エンジニアリング、ならびに丸紅は今後も、他分野も含めインドだけでなく他の海外市場でも事業展開を加速し、新興国の経済成長の高効率化・CO2排出削減・省エネに貢献していく構えだ。
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリングニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/208
丸紅ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2014/release/00012.html