改造プロジェクトとは
日揮は2月4日、シンガポール・リファイニング社(SRC社)より、同社がシンガポール国ジュロン島で推進する既設製油所の改造プロジェクトを受注したことを発表した。なお、SRC社はシンガポールペトロリアムカンパニーとシェブロンが50%ずつ出資した会社だ。
このプロジェクトは、SRC社がジュロン島に保有する既存製油所内において、ガソリン脱硫装置(日量26,000バレル)、ならびにコジェネレーション装置(36MWx2系列)の新設に係わる設計、機材調達、建設工事および試運転を行うものとしている。
なお、ランプサム契約で受注金額は公表されておらず、納期は2017年前半の予定だ。
(画像は日揮ホームページより)
両社が目指すもの
SRC社は本プロジェクトを通じて、ユーロIVおよびV規制を満たすガソリン製品の生産を可能にするとともに、製油所のエネルギー効率を向上させ、環境規制に対応したクリーンエネルギーの供給体制の確立を目指す。
一方日揮は、品質、コスト、スケジュール面において、必要な知見と高い技術力を発揮できる企業として評価された結果が、今回の受注に至ったとしている。
日揮は地球環境の配慮とエネルギー安定供給の両立を目指すエンジニアリング企業として、今後も積極的な活動を展開していきたい構えだ。
▼外部リンク
日揮ニュースリリース
http://www.jgc.co.jp/