冷熱事業の拡大へ
三菱重工業は、1月31日、冷熱・環境エンジニアリング大手の東洋製作所の発行済株式を全て取得し、同社を完全子会社化したことを発表した。
完全子会社化することで、三菱重工業が必要とする事業展開の加速ができるという。
一方、東洋製作所は、海外市場への対応が経営課題となっていたが、三菱重工業の海外事業のノウハウ、事業インフラを活用することにより、海外展開を加速していくことが可能となった。
(この写真はイメージ写真です)
エンジニアリング事業と空調事業において
エンジニアリング事業において三菱重工業は、東洋製作所の排熱回収および冷却技術を利用した二酸化炭素回収技術などを活用することで、プラント競争力強化が可能だ。
一方、低温エンジニアリングの分野では、東洋製作所が三菱重工業の手がけるフロンレスのコンプレッサー技術を活用することで、事業拡大やエンジニアリング力を強化できる。
更に、空調事業においては、東洋製作所は盤石な冷凍機本体の工事・サービスがあり、三菱重工業の空調機のサービス事業と合わせることで、よりサービス事業の拡大をはかることができるという。
両社、更なる飛躍を
三菱重工業は今後、東洋製作所とこれまで以上に密接な連携を取り合い、互いの経営資源を最大限に活かし、厳しい市場環境に立ち向かう効率的な事業を展開しながら、両社の事業価値を高めていきたいとしている。
▼外部リンク
三菱重工業ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1401315485.html