株式会社エプコ(以下、エプコ)は、英国のケンブリッジ大学Energy Efficient Cities initiative(以下、ケンブリッジ大学EECi)と、2014年1月に業務提携を開始したと発表した。家庭の太陽光発電予測アルゴリズム及び太陽光発電の余剰電力を売買するためのトレーディングシステム並びに家庭の電力消費分析と行動経済予測など、ビックデータに関する技術開発を目的とした提携だ。
(画像はプレスリリースより)
2014年1月21日に発表されたパナソニック株式会社とエプコの合弁会社「パナソニック・エプコエナジーサービス株式会社」の電力買い取りサービスの基幹システムとして運用開始が予定されている、太陽光発電予測アルゴリズム&トレーディングシステム「Eneberg(エネバーグ)」の開発をスタートしている。
2016年度に予定されている家庭向けの電力小売市場の全面自由化で、7.5兆円の市場が開放されることになり、新たなエネルギーサービスの展開など新事業の創出が期待されている。そのような中、エプコでは電力データを扱うインフラ企業を目指している。
エプコは、英国では1998年に家庭向け電力小売りが自由化されており、立地条件が日本に近似しているため、英国の事例が日本で応用展開できると考えている。ケンブリッジ大学は、英国政府のエネルギー政策に深くかかわっており、人の行動とエネルギーの使われ方に関する膨大なデータを持っている。また、世界最先端のエネルギー解析技術と、世界トップクラスの太陽光の発電量と電力消費量を予測する技術を有している。ケンブリッジ大学EECiと業務提携を締結し、世界最先端の知見とノウハウを活用し、様々なスマートエネルギー事業を展開していくと、語っている。
▼外部リンク
株式会社エプコのプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/42898