神戸製鋼が東京ガス「練馬水素ステーション(仮称)」向け圧縮機と熱交換器受注

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神戸製鋼が東京ガス「練馬水素ステーション(仮称)」向け圧縮機と熱交換器受注

2014年01月30日 17:00

「練馬水素ステーション(仮称)」は2015年稼働予定

株式会社神戸製鋼所(以下:神戸製鋼)は、28日、東京ガス株式会社(以下:東京ガス)が建設する「練馬水素ステーション(仮称)」向けの主要機器を受注したことを発表した。

「練馬水素ステーション(仮称)」は、一般社団法人次世代自動車振興センターが、今年度から公募を開始した1期目の商用水素ステーションで、2015年の稼働開始を予定しているという。

(画像はプレスリリースより)

水素ステーション用高圧水素圧縮機の開発と実績が評価

神戸製鋼は、2012年度までに、水素ステーション用高圧水素圧縮機の開発を終え、実証試験用水素ステーション用に、圧縮機を2台納入した実績を持つ。今回は、その実績が評価され、受注につながったとみている。

同社が納入するのは「水素ステーション用高圧水素圧縮機(商品名:HyAC)」と、「マイクロチャネル熱交換器(商品名:DCHE)」。DCHEはこれまでの製品と同レベルの処理能力を持ちながら、課題となっていた設置サイズを、30分の1~100分の1まで小型化することに成功している。

(画像はプレスリリースより)

製品と技術で水素インフラ整備に貢献

水素を燃料とする「FCV(燃料電池自動車)」は、省エネルギーや環境対策として、開発が進んでいるが、その普及に向けては、車両本体の開発だけでなく、燃料となる水素を充填する水素ステーションなどのインフラ整備が必要だ。

神戸製鋼によると、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)の計画では2025年度までに1,000基程度の水素ステーションの設置が予定され、今後、インフラ整備が急速に進む見込みだという。

同社グループは、今回採用された機器の他に、水素ステーション全体のエンジニアリング事業も手掛け、最適な機器選択のための充填シミュレーション技術を有することから、今後の水素インフラ整備への貢献が期待される。

▼外部リンク

 

練馬水素ステーション(仮称)向け圧縮機と熱交換器受注
http://www.kobelco.co.jp/releases/2014/

株式会社神戸製鋼所
http://www.kobelco.co.jp/index.html

東京ガス株式会社
http://www.tokyo-gas.co.jp/

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