静岡県静岡市において、FA(Factory Automation)向けアルミ製機器製品および機械装置の設計開発、製造、販売を行っているSUS株式会社(以下:SUS)は、24日、福島事業所の生産設備拡張を完了したことを発表した。
同社は福島県須賀川市に、押出工場、アルマイト工場、組立工場、ショールームなどの設備を有する。
今回、FA事業の堅調な伸びや、今後の海外展開に備え、ふくしま産業復興企業立地補助金の交付を受ける形で、2012年9月より生産設備拡張を実施。大型押出機の導入や、新加工工場の建設、及び、ED(Electro Deposition Coating・電着塗装)槽の新設などを行った。
(画像はプレスリリースより)
まず、押出工場内には、押出能力4000tの大型押出機を導入。既存の押出能力2350tの押出機と合わせて、故障など不測の事態に備えるとともに、これまで月平均400tだった生産量を約2倍の月平均800tに引き上げる。
大型押出機は、大型フレームの生産も可能。これにより、太陽光発電パネル用架台や建築分野におけるアルミ製品事業の拡充など、幅広い需要に応えることができるようになった。
(画像はプレスリリースより)
また、加工専用の新工場を建設。アルミフレームの切断・加工設備を押出工場から新工場に移設し、自動倉庫、長尺切断機、NC加工機、デジタルピッキングシステムなどを追加導入することで、加工能力、作業効率の向上を図る。
さらに、組立工場も拡張され、アルマイト工場内には、より耐候性を高める電着塗装を行うためのED槽と付帯設備が設置された。
SUSによると、この設備拡張に伴い、福島県、須賀川市の雇用拡大を実現。今後も稼働状況に応じて、新たな雇用を計画していくという。
▼外部リンク
福島事業所生産設備拡張が完了 生産能力を約2倍に引き上げ
http://www.sus.co.jp/release/pdf/140124.pdf
SUS株式会社
http://fa.sus.co.jp/