全国の高速道路を管理している東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社の3社(以下:NEXCO3会社)は、22日、大規模更新・大規模修繕計画の概略を発表した。
発表では、更新・補修が計画されている箇所の、上下線別延べ延長及び概算事業費が公表された。
これによると、大規模更新が必要な箇所は、約240㎞で約1兆7,600億円、大規模修繕が必要な箇所は、約1,870㎞で約1兆2,600億円。合計の概算事業費は約3兆200億円となっている。
NEXCO3会社は、平成24年11月に「高速道路資産の長期保全及び更新のあり方に関する技術検討委員会」を設置。高速道路ネットワーク機能の永続的な活用を目指し、高速道路本体の構造物について大規模更新、大規模修繕の必要性やその対策について検討を進めてきていた。
NEXCO3会社が管理する高速道路は、昭和38年、名神高速道路の栗東~尼崎間の開通以来50年が経過。現在、総延長は約9,000㎞におよぶが、このうち約4割にあたる約3,700㎞が30年以上経過し、老朽化が目立っている。
このため、早期に大規模更新・大規模修繕に取り組んでいく必要があるという。
これらの計画については、NEXCO3会社、それぞれのホームページに「高速道路における更新計画」のページ(下記外部リンク参照)を開設し、動画付きで詳細情報を提供している。
また、22日に取りまとまった技術検討委員会の「提言書」「最終報告書」についても、同様にホームページ上で公開している。
▼外部リンク
高速道路における大規模更新・大規模修繕計画について
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/
東日本高速道路 高速道路における更新計画
http://www.e-nexco.co.jp/koushin/
中日本高速道路 高速道路における更新計画
http://www.c-nexco.co.jp/koushin/
西日本高速道路 高速道路における更新計画
http://www.w-nexco.co.jp/koushin/
東日本高速道路株式会社
http://www.e-nexco.co.jp/