総投資額は約265億円を予定
自動車の各種タイヤとその関連用品、工業用ゴム製品などを扱っている横浜ゴム株式会社(以下:横浜ゴム)は、23日、中国・江蘇省の乗用車用タイヤ工場を増設することを発表した。
これは、同社の中国・江蘇省におけるタイヤ生産販売会社「蘇州優科豪馬輪胎有限公司」のタイヤ工場隣接地に、総額約265億円を投資して、新たに乗用車用タイヤ工場を増設する計画だ。
(画像はニュースリリースより)
2017年末までの年間生産目標は600万本
増設する工場の建設は、2013年夏にすでに着工している。2014年4月からの生産開始を予定し、2017年末には、年間生産能力600万本を目指す。
生産するタイヤは、近年、需要が伸びている「BluEarth」など、高性能低燃費の製品が中心。この工場で生産した製品は、中国国内で販売する。また、市販だけでなく、自動車メーカー向け高性能タイヤ生産への展開も検討中だ。
世界の生産拠点で今年度内に700万本増産計画
横浜ゴムは、2006年、トラック・バス用タイヤ専門の生産販売会社として「蘇州優科豪馬輪胎有限公司」を設立。現在、年間34万本を生産している。
同社の中国展開では、2001年に設立した浙江省の「杭州優科豪馬輪胎有限公司」において、すでに、乗用車用タイヤの生産を行っている。ここでの年間生産能力は、現在、510万本に達する。
横浜ゴムは、これら中国の2社を含めた世界のタイヤ生産拠点全体で、2014年度内に年間700万本の増産を計画しているという。
▼外部リンク
横浜ゴム、蘇州に乗用車用タイヤ工場を増設
http://www.yrc-pressroom.jp/pdf/201412315mg001.pdf
横浜ゴム株式会社
http://www.yrc.co.jp/