ジャカルタの放水路建設事業で
機動建設工業株式会社は、ヤスダエンジニアリング株式会社と株式会社イセキ開発工機との共同企業体(以下、機動建設JV)で、2014年1月9日にインドネシアのジャカルタ特別州チリウン川地下放水事業に参画することを発表した。
放水路建設事業は2013年1月に発生した大洪水を受けて、大統領命令により事業化された。2015年2月までに、下水道推進工法を用いて内径3500mm、延長約1.3kmの地下放水路を2本建設する計画だ。機動建設JVは、本事業をインドネシア公共事業省から落札した現地企業ウィジャヤカリヤと2014年1月2日に契約を締結した。
契約金額は全体事業費約50億円の内、約16億円。機動建設JVは設計施工計画・施工指導をおこなうほか、工事に必要な資機材の提供をおこなう。
国土交通省もインフラ輸出を後押し
国土交通省は、下水道グローバルセンター(以下、GOUS)の活動を通じて、アジアを中心とした海外への下水道システムなどのインフラ輸出を官民連携して取り組んでいる。機動建設JVに参加している各社もGOUSの会員企業だ。今後も、インドネシアを含めた東南アジアでの下水道推進工法の普及を皮切りに、海外でのインフラプロジェクトの推進に取り組んでいくことを公表している。
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/
機動建設工業株式会社
http://www.kidoh.co.jp/