伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、1月16日、清水建設株式会社(代表取締役社長:宮本 洋一、本社:東京都中央区、以下:清水建設)のプライベートクラウドの運用自動化環境を構築したと発表した。
清水建設では、ITリソースを柔軟に活用できる利便性だけでなく、システム環境のセットアップ作業など情報システム部側の負荷も高まっていたことから、既に約200のサーバをプライベート上に移行しており、来年度には300以上のサーバを集約する予定だ。
(画像は日本HPホームページより)
一方CTCでは、日本ヒューレット・パッカード株式会社(代表取締役 社長執行役員:小出 伸一、本社:東京都江東区、以下:日本HP)のHP Operations Orchestrationを使用した運用自動化ソリューション「OpeNext(オペネクスト)」を用いて、プライベートクラウドの運用自動化環境を構築。定型的な業務から、随時業務、障害対応まで、広範な運用業務のうち、約60%の自動化をマルチベンダー環境で実現可能だ。
この環境導入により、清水建設の運用業務は2カ月で20件が自動化され、イントラネット上でユーザー部門が申請し、システム環境が準備されるまでのリードタイムは従来の2日から2時間に短縮された。
また、 清水建設では、CTCによる新規の自動化フロー作成を含む操作方法トレーニングや、導入後に継続的なメンテナンスを行うための支援により、人手のオペレーションミスを解消でき、業務負荷を大幅に軽減することができている。
更に現在は、事業継続(BCP)への取り組みとして、災害対策サイトを確実に運用する仕組みを、HP Operations Orchestrationを使って実現するプロジェクトも進められている。
CTCは今後も、清水建設のプライベートクラウド環境の構築、運用を支援する様々なサービスを提供していくとしている。
▼外部リンク
CTCプレスリリース
http://www.ctc-g.co.jp