4年後に送電開始予定
電気化学工業株式会社(以下DENKA)は1月20日、最大出力約8,000kWの新規水力発電所を建設することを発表した。約70億円を投資し、今後は所定の申請、及び設計作業を進め、平成27年に着工、送電開始は平成30年4月を予定としている。
(画像はプレスリリースより)
得意の自家発電
DENKAは石灰・カーバイド系の事業を創業以来の基盤事業として展開。採掘権を有する豊富な石灰石に加え、水力を主体とする自家発電を競争力の源泉とし、新潟県糸魚川市の青海工場近くに流れ込み式水力発電所15カ所(北陸電力株式会社との共同出資会社保有5カ所を含む。合計出力約11万kW。)を保有している。
既存発電所との違い
既に同じく新潟県糸魚川市内に青海川発電所を有するが、今回新設予定の発電所は上流に位置。
この既存発電所の最大出力量が3,300kWであることに比べ、新水力発電所は約8,000kWと大きく、年間発電量は約2,600万kWhの予定。はじめの20年間は電力会社にすべて発電電力を販売していく計画を立てている。
クリーンな水力発電
安定した電力を送ることができる水力発電所はクリーンであり、寿命も100年以上といわれている中、今後の100年を見据えた取り組みとして、「DENKA100」の戦略見直しを平成25年4月に発表。そして今回新規発電所建設を決定するに至った。
なお、環境に配慮した資源の有効活用により、今後もDENKAは社会貢献をしていきたいとしている。
▼外部リンク
DENKAプレスリリース
http://www.denka.co.jp/news/pdf