計画の概要
アメリカ映画・テレビ大手の20世紀FOXが、同社初のテーマパークをマレーシアに建設する計画があることを正式に発表しました。2016年のオープンを目指して、マレーシアの首都クアラルンプール郊外にある大型複合リゾート施設、リゾート・ワールド・ゲンティンの一角を占める予定です。
計画によれば、投資額は4億リンギ(約126億円)となり、「アイス・エイジ」、「ナイト・ミュージアム」、「エイリアン」、「猿の惑星」といった20世紀フォックスが誇る数々の名作映画をテーマにした25のアトラクションを10.12ヘクタールの敷地内に設置する予定となっています。
リゾート・ワールド・ゲンティンとは
リゾート・ワールド・ゲンティンは、カジノ・リゾート経営のゲンティン・マレーシア社が再開発を行う計画を立てており、その計画の一環として、20世紀FOX社の進出が決定したものです。今回の再開発にはテーマパークの新設の他、1300室数を誇る3つ星ホテルの建設、1万人を収容可能なアリーナの増改築、そして、アウトレットモールの建設も計画されています。
マレーシアは中間所得層の拡大と共に、観光産業が急成長していることから、東海岸経済地域開発委員会が2020年を目途に、1100億リンギ(約3兆4755億円)の投資誘致と56万人分の雇用創出を目標としており、今回の再開発計画はその目標に貢献するという側面もあります。
20世紀FOXによれば、同社はテーマパーク事業を進めていく考えで、他の場所にもテーマパーク建設の計画を進めているということです。
▼外部リンク
20世紀フォックスジャパン ホームページ
http://www.foxjapan.com/