最新の環境発電向けDC−DCコンバータIC
STマイクロエレクトロニクスは、太陽電池や熱電発電素子を電源とする電子回路や、バッテリ充電に必要である全ての機能を集積した最新の環境発電向けDC−DCコンバータICを発表した。
この機器によって周辺光や熱エネルギーといった環境エネルギーを利用して、小型電子機器を給電することにより、二酸化炭素の排出を抑える環境保護につながる。また同時にバッテリや電源と配線をつなぐ必要がないため、最終的に「モノのインターネット」のエコシステムを実現する。
(画像はプレスリリースより)
将来的には様々な場所で導入
今回の超低消費電力の環境発電用ICは、競合製品よりも機能が豊富であるため、小型化と部材コストの低減に貢献する。内蔵のレギュレータは、同じアプリケーションで併用されるマイクロコントローラやワイヤレス・トランスミッタに追加の部品不要で給電することができる。
また最大電力点追従機能が環境発電を常時最適化し、この機能は無効にすることができる。バッテリ充電回路は、リチウム・イオンやリチウム・ポリマー、固体リチウム薄膜型、NiMH、NiCd、スーパーキャパシタなど様々なバッテリに対応する。
将来的には、少量の環境エネルギーで駆動する機器が、オフィスビルや一般住宅、ホテル、工場、交通機関、電気自動車などへ導入される可能性がある。
▼外部リンク
STマイクロエレクトロニクス
http://www.st-japan.co.jp/web/jp/home.html#