株式会社IHIエスキューブ(以下:IHIエスキューブ)は、19日、岡山市コミュニティサイクル「ももちゃり」向け「コミュニティサイクル設備」一式(設備機器、管理システム)を納入したことを発表した。
「コミュニティサイクル設備」とは、街中に、自転車貸出拠点となる複数の「サイクルポート」を設置し、利用者がどこのサイクルポートで借りて、どこのサイクルポートに返しても良いというシステム。電車やバスなどの公共交通網を補完する、いわば「第2の公共交通」だ。
CO2排出量の削減・市街地の渋滞緩和等の効果が見込めるため、海外では広く普及。日本では、 現在、都市部を中心に導入実験が実施されている。
(画像はニュースリリースより)
岡山市の「コミュニティサイクル設備」は、自転車140台を市内17ヶ所のサイクルポートに配置し、自由な貸出と返却が出来る仕組みだ。
サイクルポート、管理事務所、IHI豊洲ビルにあるデータセンターをネットワークで結び、IHIエスキューブがシステムの提供のほか、保守もサポートし、中央復建コンサルタンツ株式会社が運用を行う。
事業者は、利用者ICカードと自転車に取りつけたICタグをシステムによって、いつ、誰が、どの自転車を使用しているか管理できる。
利用者の側も、定期利用や回数利用、通勤・通学、観光目的など。様々なシーンで活用できる。
利用登録は、対面のほか、サイクルポートに設置された路上端末機でも行え、支払いも、クレジットカード、交通系ICカード、現金と、多彩な方法を採用することで利便性を図っている。
各地方自治体の課題であるCO2排出量の削減や、市街地の渋滞緩和対策としての効果が期待されるこのシステム。IHIエスキューブは、これまでに東京都世田谷区、大阪府堺市、東京都江東区で同様のシステムを稼動させており、今後、全国規模で展開していきたいとしている。
▼外部リンク
岡山市向けコミュニティサイクル設備を完成
http://www.iscube.co.jp/contents/news/news_131219.html
ももちゃりホームページ
http://okayama-ccs.jp/
株式会社IHIエスキューブ
http://www.iscube.co.jp/index.html