滋賀県、京セラ株式会社、京セラTCLソーラー合同会社は、矢橋帰帆島内に、滋賀県最大となる約8.3MWの太陽光発電設備の設置に向けた基本協定を締結する。
発電所は、約99,970m2の土地に京セラ製太陽電池モジュール約34,000枚を設置する計画となっており、年間発電量は一般家庭2,000世帯分の年間電力消費量に相当する約850万kWhとなる見込みだ。
またその他にも、災害等非常用電源の設置、矢橋帰帆島公園の整備(ソーラー案内板、ソーラー外灯・時計の設置)を行い、子どもたちへの環境学習を目的とした見学用の展望台を併設するなど、地域の発展に貢献できると考えられる。
(画像はプレスリリースより)
滋賀県は、矢橋帰帆島内の未利用地を有効活用するために、太陽光発電施設の設置および運営管理を行う事業者の公募を行った。これに京セラと京セラTCLソーラーが共同で応募し、事業者として採択された。
平成26年3月には本協定を締結、8月に工事着手、平成27年9月に発電事業を開始する予定だ。なお、発電事業は売電開始から20年間だ。
事業スキームは、京セラが事業全体の企画・立案を担当し、京セラと東京センチュリーリース株式会社が共同出資して設立した太陽光発電事業を実施するための合同会社である京セラTCLソーラーが事業運営を行う。
発電設備に対するリース・ファイナンスの提供については、TCLが行い、発電所の設計施工を京セラコミュニケーションシステム株式会社、太陽光発電システム機器の供給および維持管理を株式会社京セラソーラーコーポレーションが担当する。
▼外部リンク
京セラ株式会社 ニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2013/1202_modo.html