自然由来の吸着材を用いた水質保全システム
大成建設は、同社と日本植生が共同で開発した、自然由来の吸着材を用いた水質保全システム「アクアトープ」が、「第10回エコプロダクツ大賞 エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)」を受賞したことを発表した。
「エコプロダクツ大賞」は、環境負荷の低減に配慮した製品・サービス(いわゆるエコプロダクツ)をさらにわが国に普及させることを目的に、具体的にすぐれた環境配慮が組み込まれるとともに、独創性にあふれ、しかも社会的にも評価の高いエコプロダクツを表彰するもので、エコプロダクツ大賞推進協議会が実施する。
(画像はプレスリリースより)
生態系に配慮しながらローコストで水質保全が可能に
受賞した水質保全システムは、都市部において水辺空間を構築するに際し、生態系に配慮しながら水質保全をローコストで可能とするシステム。
「アクアトープ」は、吸着材を効果的に用い、藻類の異常発生の原因となる富栄養化因子である窒素、リンを水中から除去し、生態系に悪影響を与えることなく、安定的に水質を保全する。吸着材では、硝酸イオンを安価に除去する自然由来の吸着材を開発。これを用いた吸着槽と水生植物を導入することで、良好な景観と生態系保全の両立を図るシステムとなっている。
▼外部リンク
大成建設 ニュースリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2013/