独自構法のFWSを採用
2013年12月12日、ミサワホーム株式会社は同社の独自構法のFWS(フューチャー・ウッド・システム)が採用された「赤羽の集合住宅プロジェクト」が着工したと発表した。
FWSとは、通常の木質系工業化住宅で使用する木質接着複合パネルをベースに、パネルの合板や枠材を強化するなどの改良を加えることで、より強度を向上した超高耐力パネルを構造体とする構法だ。今年の6月には同構法の第1弾となる「ミサワホーム 静岡事務所ビル」が竣工している。
第2弾となる「赤羽の集合住宅プロジェクト」では、防火地域に4階建の店舗兼共同住宅が建設される。FWSの採用により通常の木質系工業化住宅に比べ壁量を約半分にでき、大空間や多数の開口部・大開口の設置が可能となる。
使用される超高耐力パネルは、防火地域での建築に対応できる1時間耐火の国土交通大臣認定を取得済みだ。
(画像はニュースリリースより)
国土交通省の「木造建築技術先導事業」の採択案件にも
同プロジェクトは国土交通省の2012年度「木造建築技術先導事業」の採択案件にも選ばれている。
住宅メーカーである同社が一般の設計者や施工者と連携し、FWSを採用できる新しい仕組みの提案をしたことが評価された。同社は引き続きこうした連携を強化することでFWSの普及を促進していくとしている。
▼外部リンク
独自構法のFWS(フューチャー・ウッド・システム)が採用された「赤羽の集合住宅プロジェクト」が着工
http://www.misawa.co.jp/misawa/news_release/misawa/