五洋建設株式会社(以下、「五洋建設」)は、12日、シンガポール陸上交通庁(Land Transport Authority、以下「LTA」)から、MRT(地下鉄・高架鉄道)トムソンラインの最北部、ウッドランズ・ノース駅および周辺トンネル建設工事を受注したことを発表した。
トムソンラインはシンガポール北部のウッドランズ地区から同南部のマリーナ・ベイ地区を結ぶ22駅、約30kmの地下鉄。今回建設するのは、駅舎と、長さ約1キロメートルのシールドトンネル2本ほか。
受注金額は日本円換算で約268億円、2014年1月に着工し、2019年9月の竣工予定となっている。
(画像はニュースリリースより)
五洋建設のLTA関連受注は、2011年のダウンタウンライン・ベンデミア駅および周辺トンネル工事などに続き5件目。LTA発注のMRT工事以外にも、同国にて2件のトンネル工事を行っている。
また、香港でも、香港鉄路有限公司(MTR Corporation Ltd.)発注の、「広州-深圳-香港高速鉄道建設事業」トンネル工事を実施中。
同社は、日本国内の実績を含めた高い技術力が認められ、今回の受注に至ったと見ている。
五洋建設は、シンガポールに1965年にシンガポール営業所を開設して以来、数々の大型プロジェクトに参加してきた実績をもつ。
同社は、港湾を始め、鉄道、道路、エネルギー関連施設など、大型インフラ案件が引き続き予定されているシンガポールにおいて、今後も積極的な営業展開を継続していく構えだ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
シンガポールで地下鉄建設工事を受注
http://www.penta-ocean.co.jp/news/2013/131212.html