容量16万キロリットルのタンク2基
株式会社IHIは、5日、インド GSPC LNG(GSPC LNG Ltd.)社向けLNG(液化天然ガス)貯蔵タンク2基の建設工事を受注したことを発表した。
今回、受注したLNG貯蔵タンクは、インド国内で最大級となる、1基あたり16万キロリットルの容量。建設地は、インド・グジャラート州ムンドラ。工事の完成は2016年を予定している。
(画像はプレスリリースより)
インドで8基目の受注
IHIは、これまで、インドにおいて、グジャラート州ダヘジに14万8000キロリットル4基、および、ケララ州コチに15万5000キロリットル2基の、LNG貯蔵タンクを完成させている。
今回の受注によって、インドにおけるIHIのLNG貯蔵タンクの実績は、合わせて8基となる。
さらなる建設計画が進行中
LNGは世界的に需要が高まっているが、インドでは、現在、年間2500万トンのLNG受け入れ体制に加えて、今回のムンドラLNG受け入れ基地(500万トン)のほかに、さらに1500万トンのLNG受け入れ基地の建設計画が進行中だ。
IHIは、日本国内で、多数のタンクを含むLNG受け入れターミナルの建設実績を有し、海外でも2000年以降、インド、メキシコ、台湾、中国、米国などのLNG受け入れターミナル建設の実績を残している。
同社は、今後、これまでの実績を足掛かりに、国内はもちろん、需要が拡大する海外向けLNG受け入れターミナル事業について、受注活動の展開を図るとしている。
▼外部リンク
インド最大級の「液化天然ガス(LNG)貯蔵タンク」の受注
https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2013/press/