大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、3日、写真のプリントなどに用いられる昇華型熱転写記録材を生産するマレーシア工場が、同日竣工したことを発表した。
これは、グローバルなデジタルプリント需要への対応と、東南アジア市場の開拓を視野に、同社の子会社であるDNP IMS マレーシアが、2013年2月より建設を進めていたもの。
敷地面積・約44,000平方メートル、工場建築面積・約9,000平方メートルで、投資額は約50億円。
(画像はニュースリリースより)
マレーシア工場では、コーティングからパッケージングまでを行う一貫生産体制をとり、顧客ニーズや納期への対応力を高めるという。
これによって、生活者のデジタルカメラのプリントに加え、証明写真や観光地写真など、今後のフォトプリント市場の伸びが期待される東南アジアに向け、昇華型熱転写記録材の供給を開始する。
マレーシア工場が建設されるジョホール州は、シンガポールに面し、アジアの物流ハブとなるマレー半島南端に位置している。
DNPは、同工場をフォトプリント事業の海外展開における中核工場の一つとして位置づけ、事業拡大を積極的に進める構えだ。
また、運営会社であるDNP IMSマレーシアは、新興国向けに開発した昇華型熱転写記録材などを、東南アジア各国を中心に世界各地へ供給し、2016年度に約40億円の売り上げを目指すとしている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
フォトプリント製品のマレーシア工場が竣工
http://www.dnp.co.jp/news/10094024_2482.html
大日本印刷株式会社
http://www.dnp.co.jp/