JFEエンジニアリング株式会社(以下、JFEエンジ)は、2日、ミャンマー国建設省とインフラ建設を行う合弁会社「J&Mスチールソリューションズ」を設立し、新工場の建設に着手したことを発表した。
新会社の資本金は12億円。出資比率はJFEエンジが60%、ミャンマー国建設省公共事業局が40%。
これに関して、12月1日、会社設立式典と新工場の起工式が行われた。
(画像はニュースリリースより)
「J&Mスチールソリューションズ」は、2014年4月までにヤンゴン近郊のタケタ地区に、年間生産能力1万トンの鋼構造製作工場を完成し、鋼製橋梁の設計・製作・架設の営業を開始する。
また、この工場にはJFEエンジの有する高品質の製造技術が導入され、鋼製橋梁の他に港湾構造物やコンテナクレーンなどの製作も可能となる。これにより、同社は順次、交通・物流インフラ建設全般の営業を進める予定だ。
ミャンマー国建設省としては、今後市場の拡大が見込まれる国内案件を「J&Mスチールソリューションズ」が受注することで、これまで10%程度に過ぎなかった鋼構造物の国産化率の向上を目指す。
一方、JFEエンジは、こうしたミャンマー国内の直接受注案件に加えて、東南アジア諸国、中東、アフリカなど海外における鋼構造事業拡大のための重要な生産拠点として、新会社を活用したい考えだ。
JFEエンジは、今後もミャンマー国との信頼関係をさらに強固にし、交通・物流インフラに加えて、環境・エネルギー分野でもエンジニアリングを展開して、同国の発展に貢献していきたいとしている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング ミャンマー国建設省と合弁会社を設立
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2013/20131202.html
JFEエンジニアリング株式会社
http://www.jfe-eng.co.jp/