「建設重機アイドリング監視システム」を開発・実用化
2013年11月27日、清水建設株式会社は宮城県の常磐自動車道山元工事において同社が開発・実用化した「建設重機アイドリング監視システム」の試験適用を行うと発表した。
このシステムは重機の日々の稼働時間、アイドリング時間から、アイドリング率やアイドリング中のCO2排出量を算出。同時に重機のオペレータのエコ運転判定評価を100点満点で行い、環境保全貢献度を見える化する。
実証実験では定量的なエコ運転判定の評価結果をオペレータに示しながら環境教育を実施したところ、オペレータは自ら進んでアイドリングストップを実施するようになった。顕著な例では、アイドリング時間が80分以上短縮された日も確認できたという。
(画像はニュースリリースより)
建設現場でCO2発生量を抑制する取り組み
環境教育の成果により、昨今の建設現場ではCO2発生量を抑制するさまざまな取り組みが展開されている。
同社が「建設重機アイドリング監視システム」の開発を開始したのも、そういった取り組みの一環として建設重機のアイドリング状況を調査したところ、改善余地があると判明したためだ。同システムは今回の試験適用で所定の性能を確認された後、総合評価方式の技術提案に織り込まれる予定となっている。
▼外部リンク
建設重機アイドリング監視システムを開発・実用化~オペレータの環境保全貢献度を見える化~
http://www.shimz.co.jp