パッケージエアコン
三菱重工業が、複数の室内ユニットを個別でも制御できる機能を搭載したパッケージエアコン「HYPER VSXシリーズ」を開発し、25日より販売を開始した。
パッケージエアコンは、2015年度省エネルギー法基準値をクリアする高効率仕様となっており、冷房や暖房など安定して空調できる高性能を実現した。それ以外にも省エネや環境性能も高めることによって、デマンド制御自動セレクト機能や2モード4レベル静音機能などを標準で装備した。
(画像はプレスリリースより)
様々な機能を搭載
室外ユニットは小型軽量化しただけではなく配管施工性にも優れているため、ビル空調システム並みの空調環境を構築することが可能だ。また、標準仕様と耐重塩害仕様の8馬力と10馬力の計4機種を用意しており、同時発停と個別発停の切り替えもできる。これによって、導入した後に建物の改装などを行った場合でも、部屋ごとの対応が容易にできる。
デマンド制御に効果がある機能3種類を搭載しており、単独設定も複合設定も可能だ。緊急度に合わせて室外ユニットの運転能力を定格能力に対し4段階から事前に設定することが可能だ。
静音モードは、能力優先と静音優先ができレベルも4段階から選択できる。環境基本法で定められている「夜間50dB(デシベル)以下」という規制基準もクリアしているため、静粛性とデマンド制御両方の効果を得ることができる。
さらに今回のVSXシリーズでは、冷房使用範囲と、暖房使用範囲を拡大することによって、空調機としての基本性能も向上した。
▼外部リンク
三菱重工業 プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/