型枠工事を省力化
長谷工コーポレーションは旭化成建材と共同で、マンション開放廊下の袖壁・垂壁用の軽量気泡コンクリート(ALC)部材を開発したことを発表した。
(画像はニュースリリースより)
開発した部材を採用することによって型枠工事の省力化を図ることができ、また柱・梁のPCa化がスムーズになる。従来の補強材入りのALC部材と比較して最小寸法も小さくすることができ、部材制作時の廃棄ロス低減にもつながる。
2011年より開発
同社は2008年よりマンションの開放廊下やバルコニーの非構造壁についてALC化を進めてきたが、配管・配線用の貫通孔がある袖壁と寸法の小さい垂壁については従来工法での施工となっていた。
従来工法では袖壁・垂壁の型枠組み立て作業や袖壁に配置する貫通孔の施工に手間がかかる。また柱・梁が整型である方がPCa化などの工業化工法も採用しやすい。
今回の部材開発はこのような経緯により、2011年から行われてきたもの。
ニュースリリースでは
初採用となる「Brillia御幣島」(所在地:大阪市西淀川区、総戸数:63戸、竣工:2014年7月予定、売主:東京建物)をはじめ、今後は労務不足に対応する工業化工法のメニューの1つとして採用を促進してまいります。(長谷工コーポレーション ニュースリリースより引用)
と述べられている。
▼外部リンク
長谷工コーポレーション ニュースリリース
http://www.haseko.co.jp