タブレットに映像を表示、記録
三井住友建設株式会社と株式会社日立アドバンストデジタルは11月18日、共同で橋梁点検ロボットカメラを開発したことを発表した。
(画像はニュースリリースより)
これは橋梁等構造物の近接目視困難箇所の点検を容易にするもの。先端に点検専用カメラを取り付けたポールを、橋面の高欄より下方に伸ばし点検調査を行う。ポールユニットは最大4.5mまで伸長し、基部は高欄の笠木に取り付けることができる。
点検専用カメラは汎用のタブレットで遠隔操作し、動画・静止画で記録を行う。タブレット端末上で映像にクラックスケールを重ねて表示し、ひび割れ幅を測定することも可能。20m先の0.2mm幅のひび割れを測定する能力を持ち、また対象面の角度に応じてクラックスケールの幅を自動調整する機能も備えている。
作業中の危険性を低減
この技術により橋脚や桁下面、支承部などの点検を橋面から行うことが可能になり、作業中の転落事故などの危険性を低減する。また運搬も容易で、大きな設置場所も必要とせず、点検時の交通規制を軽減することもできる。
ニュースリリースでは
本装置の開発により、橋梁下面や支承部の近接目視の難しい箇所の点検が容易にでき、老朽化した橋梁の効率的な点検や災害後の迅速な対応が可能になりました。
三井住友建設と日立アドバンストデジタルは社会インフラの維持管理や災害対応に役立つ点検システムを提案し、社会インフラの保全に貢献したいと考えています。(三井住友建設株式会社ニュースリリースより引用)
三井住友建設と日立アドバンストデジタルは社会インフラの維持管理や災害対応に役立つ点検システムを提案し、社会インフラの保全に貢献したいと考えています。(三井住友建設株式会社ニュースリリースより引用)
と述べられている。
▼外部リンク
三井住友建設株式会社 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2013/11186862/