JFEエンジニアリング株式会社が、機械式立体駐輪場「サイクルツリー」の標準設計のCADデータ集「サイクルツリー・スタートアップシリーズ」を公開すると発表した。
JFEエンジニアリング株式会社では2001年から、限られたスペースに多くの自転車を格納し、スピーディーに入出庫できる機械式立体駐輪場「サイクルツリー」のエンジニアリングを展開している。これまでに各地の駅前などで放置自転車対策の公共施設として導入されており、現在はNO.1の納入実績を有している。
最近では、駐輪場附置義務という一定規模以上の施設を新増築する場合には、用途・面積等に応じて一定台数の駐輪場を設置することが義務付けられる制度が各自治体で設けられ、民間のオフィスビルや商業ビルに駐輪場の設置を義務付ける条例を制定する動きが広がっている。そのため機械式駐輪場のニーズが急拡大している。
(画像はJFEエンジニアリング株式会社ウェブサイトより)
「サイクルツリー」は、大阪で世界初となるオフィスビル組込み型が採用されており、名古屋駅前でもオフィス・商業複合ビルの地下部分に採用されている。
そのため今後、各種施設を計画している施主やデベロッパー、設計会社などが、建物の計画段階から容易に図面に基づいた具体的な配置検討ができるように、標準設計のCADデータ「サイクルツリー・スタートアップシリーズ」をホームページ上で公開することにした。
「サイクルツリー・スタートアップシリーズ」では、収容台数や形式を選択すると、50種以上の配置設計用の中から計画物件に適したものをダウンロードすることが可能だ。これによって、すぐにレイアウトプランニングに着手することが可能となる。
都市部の景観向上や自転車社会推進が求められる中、「快適社会創造本部」のもとで、「サイクルツリー」の営業を展開し快適な社会創りに貢献していく。
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2013/20131118083304.html
「サイクルツリー・スタートアップシリーズ」CADデータ無償公開
http://www.jfe-eng.co.jp/products/