アルベオ社と共同で分譲住宅開発事業に着手
三菱商事は5日、東南アジア諸国の中でもトップクラスの経済成長を遂げているフィリピンの大手住宅デベロッパーのAlveo Land Corporation社(以下、アルベオ社)と共同で、同国マニラ首都圏で分譲住宅開発事業に着手することを明らかにした。
アルベオ社はフィリピンの大手財閥アヤラグループの中核会社Ayala Land, Inc.の100%子会社で、主に中流階級の上位層向けの住宅開発や販売を行っている。
今回、三菱商事とアルベオ社が大規模分譲マンションを開発するのは、アジア開発銀行本店も所在するマニラ首都圏の有数のビジネスエリア、オルティガス地区。
東南アジア諸国で不動産開発事業を展開
三菱商事とはアヤラグループは過去約40年間にわたって、工業団地や水道事業、自動車事業など、多岐にわたる分野で協業関係にあることから、今回の開発にあたり、三菱商事40%、アルベオ社60%の出資比率でフィリピン国内に開発会社を設立する。
アルベオ社の現地での豊富な実績をベースに、三菱商事が日本国内の不動産開発事業で培った技術水準や商品企画力を活かすことで、分譲マンションの更なる質の向上を図り、商品の高付加価値化を目指す。
三菱商事では今回の案件を皮切りに、フィリピン国内での事業を拡大させるとともに、フィリピン以外の東南アジア諸国でも、質の高い不動産開発事業を積極的に展開していく意向だ。
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