橋梁事業回復を見込み
三菱重工業株式会社、三菱重工グループ会社の三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社、宮地エンジニアリンググループ株式会社、その子会社である宮地エンジニアリング株式会社の4社は11月7日、橋梁事業の業務提携に向けた協議を開始することで基本合意書を締結した。
これは低水準で推移してきた橋梁事業が回復基調をたどるものと想定されることによるもの。日本のインフラ市場は東日本大震災の被災地復旧・復興事業が本格化しつつあること、高速道路の未整備区間の解消や2020年の東京オリンピック開催に向けた各種整備、増大する老朽化インフラへの早急な対応が求められている状況にある。
さらなる事業発展を4社で
今回の基本合意書締結にいたった4社は従来より共同企業体として橋梁施工等を行うなど、長年にわたり信頼・協力関係を築いてきた。橋梁工事の持続的発展のためには技術力の集積・向上、経営の合理化・効率化による収益力の改善が必要との考えが一致したことが、業務締結検討の理由とされている。
ニュースリリースでは
4社は、鋼橋部門でこれまで築き上げてきた実績をもとに、得意分野の補完性を活かし、技術力、営業力、コスト競争力でシナジーを発揮し、新設橋梁のみならず大規模修繕・大規模更新が期待される保全事業などの橋梁事業全般において、更なる事業発展を図る方策を共同で検討していきます。(三菱重工グループ ニュースリリースより引用)
と述べられている。
▼外部リンク
三菱重工グループ ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1311075443.html