9社による競争入札の結果
新日鉄住金エンジニアリング株式会社は11月6日、中国合弁子会社の重慶新聯鋼鉄設備技術有限公司(CNSE)がベトナムTon Dong A社より溶融亜鉛メッキラインを受注したことを発表した。
(画像はニュースリリースより)
今回の受注はCNSEを含めたヨーロッパ・日本・韓国・中国から9社が参加した競争入札により決定したもので、価格・技術両面でCNSEの提案が高く評価された結果。CNSEが基本計画から詳細計画、調達までの大部分を中国で行うことで、競争力の有る価格を可能とした。
NS BLADE(TM)を採用
高速通板のさいにワイピング時に亜鉛が鋼板表面に飛散する現象や鋼板の両端と中心部のメッキ厚が不均一になる現象が起きやすいが、これらを防ぐためにNS BLADE(TM)が採用される。
NS BLADE(TM)は新日鉄住金エンジニアリングが独自に開発したエアナイフ。鋼板の表面品質改善とランニングコスト削減の効果が日本国内製鉄所の試験プラントで実証され、実機化に成功した。海外の顧客により複数件の注文を受けている。
ニュースリリースでは
当社はこれからも、高付加価値を生む技術を、競争力の有る価格で提供する事で、お客様の事業発展に貢献して参ります。(新日鉄住金エンジニアリング株式会社ニュースリリースより引用)
と述べられている。
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/201