住友林業株式会社はこの度、茨城県鹿嶋市において、太陽光発電施設「住友林業鹿島ソーラー発電所」が完成したことを発表した。
この太陽光発電施設は、自社の遊休地に建設され、発電容量876kW、年間発電量は約90万kWhが見込まれている。稼働は、2013年11月6日(水)からとなっている。
(この画像はプレスリリースより)
「住友林業鹿島ソーラー発電所」においては、自社で企画・設計・施工をおこなった木製架台の一部を、ソーラーパネルの架台に採用している。
これは、住友林業がおこなう木化事業の一環とするもので、木製架台には、一般流通材、主に国産の杉材が用いられ、環境にも配慮したものとなっている。
その構成はシンプルでありながら、必要強度を満たす架構により、施工の合理化が実現している。また、この木製架台は、施設ごとの構造計算により、施設条件に応じた設計も可能とされている。
住友林業の木化営業部は、今後、木材・建材流通事業がもつ調達能力を活かすとともに、地域材の有効活用も視野に入れて、木製架台の事業化を目指していく。
住友林業は、経済産業省の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(全量買取制度)の設備認定を、2012年に取得している。
今回の太陽光発電施設は、この認定を利用して建設したもので、住友林業グループとしては、初の太陽光発電施設となっている。
太陽光発電事業は、長期にわたって安定した収益の確保が見込まれており、住友林業は今後、バイオマス発電事業に続く環境エネルギー事業として取り組んでいく姿勢を見せている。
同事業において住友林業は、グループの遊休地を有効活用するほか、自社の山林事業や緑化事業のノウハウもとに、施設提案をおこなっていく方針としている。
▼外部リンク
住友林業株式会社によるニュースリリース
http://sfc.jp/information/news/2013/2013-11-01.html