2014年から製造を開始
株式会社IHIは10月21日、メキシコの大手石油化学会社・Pemex Petroquimicaから大型エチレンオキサイド(EO)リアクタを2基、受注したことを発表した。
このリアクタはポリエステル樹脂の原料となるEOを製造するプラントの心臓部にあたる、重さ約800トンの大型圧力容器。Pemex Petroquimicaがメキシコベラクルス州に建造予定のEOプラントに納められる。
Pemex Petroqumicaは1992年に設立された、中南米最大の売り上げを誇るPemexグループの石油化学部門関係会社。メキシコ国内に8つの製造拠点を持ち、今回のEOプラントは同社内での戦略的なプラントのひとつとされている。
IHIはこのリアクタの設計および製造等を担当。2014年から横浜第一工場で製作を開始し、2015年夏に出荷する予定としている。
今後も積極的に受注活動を展開
IHIは国内外あわせて60基以上の同種のリアクタを納入した実績を持つ。ニュースリリースではEO製造設備市場は年々増加する傾向にあることを述べ、
IHIでは,今後も,世界的な化学プラントの新設需要に対して積極的な受注活動を行ってまいります。(株式会社IHIニュースリリースより引用)
としている。
▼外部リンク
株式会社IHI ニュースリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2013/press/2013-10-21/